気が付くと、烈花は、ふわふわしたカタマリの上にいた。

ベットだ。

目の前は真っ赤だった。

この柔らかなベッドが、赤いのだ。

はっとして、うつぶせの姿勢から半身を起こした。

と、足元に誰かが腰掛けているのがわかった。

見ると、さっきの・・・

「そういえば自己紹介もまだだったか。私の名はボルドーだ」

烈花は、驚きながら、座りなおした。

この場なりの戦闘態勢でもある。