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「やっぱ、みんなで勉強すると


はかどるっす〜♪」



満面の笑みを浮かべ

真が嬉しそうにガッツポーズをする。



それを見て

『そーっす、そーっす♪』ケラケラ笑っている大介。


苦笑している俺。





12月に入って


最初の日曜日。




真の

『みんなで学べば怖くない!』という提案で



俺たち三人は図書館で勉強し、その夕方の帰り道。



確かに、家で勉強するより
受験生らしい人が周りにいたせいか


思いがけずはかどった。




「頭はいっぱいだけど、腹減った〜!」




…確かに

俺も腹減ってる…。



真がお腹をさすり、オーバー気味に、



「腹減りすぎて、俺、受験前に死ぬ〜!」



大介も、


「パパー、ボクもお腹空いた〜♪」



俺に絡んできた。


……っーか、俺、パパじゃねーし(怒)




「わーかったよ!


どっか入る前に、本屋に寄ってもいい?」



俺の話を聞いてるのか

聞いていないのか



二人は『なに食べよっか〜?』なんて話しながら


足は本屋のある方へ向かっていた。