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…体が痛い


けどフワフワして気持いい… ──




ここは…




……俺は重い瞼をゆっくり開けた。



───見覚えのある天井…





「あ、ハル?気が付いた??」



この声……



「だい…すけ…?」




俺は、声の方を見た。




そこには大介が立っていた。



……俺、大介のベッドに寝てる。




「なんで俺…」"ここに居るんだ?"って言おうとしたけど、




鈍い痛みが俺の言葉を止めた。



「あ…、やっぱり痛む?


痛いよ、あんだけ殴られてれば。

ハル、殴られ過ぎだよぉ〜」



大介は布団をはぎ、俺の上着をめくる。



「んなっ!触んな、スケベ…」



大介の手を払い除けて、めくられた服を直す。

…こんなときでも憎まれ口を叩いてしまう俺。助けてもらったのに。



そんな俺に


「ボクだって男に興味ないよ〜!

それだけ話せれば大丈夫みたいだね♪」


大きな目を細めて、相変わらずのおちゃらけた口調の大介だったが


すっげー心配してくれているのは伝わっていた。


俺は、



バツが悪くなり布団に潜り込む。



そんな俺に、大介が口を開いた。