ユウの実家は、実業家。 お金持ちだから、家をたくさん持っている。 とは、知っていたけど…。 「ここも、ユウの家なの?」 お互いの実家の真ん中辺りの距離に、可愛い一戸建ての家がある。 前から知っていて、ちょっぴり憧れていたのだ。 カントリー調の家で、まるで外国の家みたい。 「ここを、貸してくれるってさ」