「ったく、マジで信じられねぇ」 「ごめんなさい」 家に戻って、ユウにこってり絞られたのは、言うまでもない。 「お前はさ、人の言葉に流され過ぎなんだよ」 「はい…」 昨日、私が出て行ってから、アサミはユウに連絡したらしい。 私から、呼び出されたと…。 「まあ、アサミの事は、断るつもりだったから」 だから、ユウもあの場所へ行ったんだって。