「起きろぉーーッ!!」



「―――おぁっ!!;;」



叫び声に目を開けると、光を見にまとった兄貴。

正確には、太陽のようだ。

…太陽…。

って、事は!!



「7時かよ――ッ!!」



ーードンッ



「こら、芽依実!!」



「ごめんごめん!!」



兄貴を突飛ばし、部屋を飛び出した。

ヘアバンドで髪を上げ、洗顔をし、歯を磨く。

ーーガラッ



「やっと起きたんやな」



「………嘘っ」



「あ?」



「………ごめんなさいッ!!;;」



我が家に関わらず、私は丸裸な難波が立つ脱衣場から飛び出した。