私は梓。
中学生になったばかり。

「夏ってぶりっこでキモイよねぇ」
と私は一番の友人、光に言った。
「うん…そうかも…(光はそうは思わないんだけど…)」

この時。あなたは…夏は気づいてた。
沢山苦しんだ。

でも私はそれに気づけなかった。











ある日。私はクラスのリーダー的存在の未来に呼び出された。

「んー?何?未来。」

「悪口言うのやめなよ。」

「…うるさいから。かかわんないで。」

ダダダ…

{逃げた。私。わかってたから。悪口言っちゃダメってこと。}

教室に入ろうとして。びっくりした。

だって今まで普通に仲良かった拓哉が、私を見た瞬間。

「キモ。」


って言ったんだもん。

私は一瞬。固まった。でもその後

「もう~そんなこと言わないでよ~笑」

ってごまかした。でも。すぐに

「近づくな。キモイ」

っていわれた。

拓哉と仲良い啓もが

「キモイ。シネ。」

って。つらかった。
だって。拓哉は私の好きな人だから。

数日後。

まだ続いてた。

「キモ」「オエ」「チッ」「ウザイ」


そんな毎日。

つらかった。

でも、拓哉を嫌いになれない自分が憎かった。

友人は「まだ好きなの?あんなところいわれてるのに?」

そればっかり。

でも私は色んな人の悪口を言い続けてしまった。