「つっくん、つっくん、どこー!?」


「月夜ー!!
どこにいるんだ!?」


「月夜!!!
テメェ、どこに行きやがった!!?
出てこいっ!!」






只今私は暁たちから逃げております。


……というのも。

奈央と作戦を練った次の日に、私は普通に学校に(遅刻して)登校したわけだけど。

屋上にも教室にも咲希斗たちの姿はなくって。


みんな揃ってサボリか?
…と思ったんだけど。


クラスメートの下っ端くんたちに、





「あれ?
月夜さん、今日の打ち合わせはどうしたんッスか?」





と聞かれ……。

その下っ端くんが言うには、延期になった暴走のことで再び打ち合わせすることになったらしい。


それが、今日の午前9時からということで…。




慌てて携帯を開けば、暁たちからの着信履歴がたくさん。


一番はじめに届いたメールを開いてみれば、ちゃんと時間と場所が記されていて。



…――――マズい。


これは完璧気づかなかった私が悪い。

前みたくはいかない。



届いた時間も、昨日の8時。


私が呑気にお風呂に入ってた時間帯だ。