「アヤ先輩、ホントにご迷惑おかけしました」


「あはは。いいって」



休みを挟んだ月曜日、アヤ先輩に会った私は一番に頭を下げた。


アヤ先輩は笑いながらよかったと頭を撫でてくれて。



「シュウはね、ホントにいいやつなの。私のお墨付き」


「それは心強いです」


「ケイちゃんもすっきりした顔になって取りあえずはよかったぁ」



ホッとしたようにそう言ってくれるアヤ先輩にありがとうございしたともう一度頭を下げる。



アヤ先輩がいなかったら、きっと不安で潰されていた。



ずっとシュウを信じられなくて。



きっと、一緒には居られなくなっていた。