「「「うおぉぉぉー!!」」」 一段と大きくなった喚声に、慌ててグラウンドへと目を移す。 そこには、中心へ悠々と歩く悠基の姿があった。 そして、悠基に気づいた風龍の子たちが悠基のもとへ集まった。 ……と思ったら、一筋の道が開いた。 その先をたどると、優兄と黎兄がやってきた。 いつもと違って真面目な様子に、私の気も引き締まる。