それからの2人の行動は早かった。 フェンスまで走り寄ると、そっとグラウンドを覗く。 2人の動きが、息がぴったり合っていることにも気づかなかった。 もうそこには甘い雰囲気など微塵もない。 「「「さっさと出てこいやぁ!!」」」 「「「空炎もまとめて相手してやるよ!!」」」 グラウンドには、無数の人とバイクがうごめいている。