「あのぉ~・・・。すみませんがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
今気が付いたんだけと私この人の名前知らない・・・

瀬戸なんちゃらしかわかんない

ごめんよ~


「あ゛、てめぇ今頃何ほざいてんだよ!!」
なんで今頃なんだ

ひとがせっかく親切に話を聞いてやったのにもかかわらず

俺の名前を知らないとは

「す、すみましぇん」
いやぁ~本当にごめんよ


「はぁ~、忘れんなよ!
俺の名前は瀬戸崎 遥飛!!
絶対忘れんなよ
忘れたらどうなるか・・・・」

ひぇ~~!!!!!!
どうなるか・・・
・・・とか怖すぎる
やはり偽王子だったのか
改めて思ったよ

「忘れるなんて滅相も無い!! 瀬戸崎様」

「様なんかつけるな気持ち悪い 虫酸がはしる」
いやいや皆さん今の聞いた!! こんなの騙されてる子に言ったら王子終わりだよ

ってかなんで王子なんてめんどくさいそうなの演じてんの!?
なぞだ!! なぞすぎる!!

「おい!自分の世界にはいるな」
ほんとに変な奴だ
なんでこんな奴がテスト1位なわけ?

負けた俺って・・・

「あっ!・・・すみません
ボーとしてました
そ、そうだ何て呼べばいいんですか?」
そうよいったい何て呼べば良いのよ
様つけたら虫酸がはしるとか言われたし

「あぁ、じゃぁ遥飛で」
てかこいつビビリすぎだろ