ケータイ小説 野いちご

姫とお菓子と俺

姫とお菓子と俺


自分の教室、自分の机で帰り支度をしている俺、間宮優太(マミヤユウタ)の前に、影が落ちる


「チーズケーキ食べたい」


その子は、
金曜日の放課後に、必ずやって来る
綺麗な黒い長髪をなびかせて


「…買ってくれば?」

「嫌。作って」


俺の目の前で、偉そうな発言をしている黒髪の女の子は、幼なじみの浅田姫菜(アサダヒメナ)

いつからか、俺は姫菜に命令され、お菓子を作るようになってしまった

そのお陰で、今では大半のお菓子は作れるようになっていた


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