「皆川さあああああああああああああん!!!!!!俺と付き合ってくれえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」


「…は?」
今告白された?…それも、こんなバカ男に。
誰だっけ?コイツ。
「皆川さん、ちょーかわいいよね!!俺一目惚れしちゃってさぁ!!うけるよねーw」
「あ…あの…。」
そんな直球で言われても困るし…。
「あなた、確か隣のクラスの…。」
名前…バカで有名な………………麻川くんだ!!
「麻川くんだ!!」
大声をだしてしまった。
麻川くん(多分)はなんか、子供みたいな顔をして飛び跳ねていた。
「おおおおおおおおおおお俺のこと知ってるの!???!キャーッ!!うれしー!!」
この子…男だよね??
え、ちょ…
「それで、付き合ってくれる??」
嬉しそうな顔をしながら言ってきたけど、私の答えはもちろん。


「無理。」


麻川くん(確定)は、幼稚園児がそこらへんでコケたみたいな顔をして、泣いてしまった。
「やっぱ…無理だよね…最初からわかってたんだ。んんんんんんでも!!俺、諦めないから!!!諦めないからあああああああああああ!!!」
と、言って走り去ってしまった。

教室に戻るとクラスの皆がこっちを向いていた。
「ちょっとぉ~リン~今なにしてたの~??」
ニヤけながら話しかけてくる。
「知ってるくせに…。窓からメイが覗いてたの知ってんだからね!!」
「ア・・・アハハァ~バレちゃった(笑」
メイは一番仲の良いお友達。
私と同じくらいの頭のよさ。
「あの子、麻川くんだよね??けっこーイケメンぢゃん??w」
あれがイケメン…??