静かな保健室の中、いつまでも抱きついたままのあたしたち。 恥ずかしいとかも思うけど、心地いいから離れたくない。 「…友愛?」 優しくあたしの頭を撫でながら、恵摘が声をかけてきた。 ゆっくり顔をあげて、視線を恵摘と合わせようとする。 「友愛、俺と付き合って?」