私、三木原麻柚夏 16歳。牧之原高校の一年だ。


けど、実際は小さい頃から病気を持ってそれを完治させるため手術をし一年間入院をした。


そして、晴れて退院したのが年明けてすぐだ。


その時の私は、手術前の私と違ってた。


手術中に輸血ミスがあり、完全に私の命は消えると思ってた。


なのに、誰かの声が聞こえ、その声が私を生き返らせてくれた。


その生き返らせた声の主は前世小さな国の皇女・アリシアとしての記憶を話してくれた。


私の中にいる主は
「あなたには、会わなくてはいけない人がいる。その人に伝えて欲しい」と言って。


そう言って私に前世の映像と共に話し出した。