「んっ…。」 木の天井が、見える。 「あ…れ、私ー…?」 まだはっきりとしない視界で私は目をキョロキョロとさせ、周囲を確認する。 「おや、目が覚めたのかい?」 そう言って見知らぬおばさんが急に私の目の前に現れた 「き、きゃぁっ!!」 私は急なことに驚き、起き上がった。 「そんなに驚かなくても…せっかく助けてあげたのにさ…。」 おぼさんは、どうやら少し傷ついたようで、ため息をついて俯いた。 …えっ? 助けた?