=奏雅SIDE=


あんな女初めてだった


俺たちのことを知ったのに逃げもしない媚もしてこない、しかも興味がないような口ぶり


なんか新鮮だった


そしてあいつの引き込まれてしまうような存在に俺は興味を持った



俺は会ったばかりのあいつに思わず
「姫になれ」
そう言った

普通の女なら泣きながら喜びそうなのにあいつは断った


最終的にはじゃんけんで俺が勝ってあいつは姫になった





俺は柄にもなく嬉しかった




俺はあいつに、いや零華に着実に惹かれていってる





俺はあいつの全てに興味を持った