女王様は、白雪姫の美しさを妬んでいました。 薔薇のような頬と、黒々と輝く髪と、雪のように白い肌。 女王様は毎日毎日、白雪姫に呪いの言葉を呟いていました。 そうして呟く傍ら、女王様は時折、一人でとある部屋に、足を踏み入れるのでした。