し、白雪姫って言ってくれたの?




「行くぞ!」



空耳かと思っていた



ケド、陵斗の真っ赤な耳が


現実だと教えてくれた。




私は、蛇口をいじって



指で水に圧をかけて



水を陵斗にかけた。




――ブシュ



「つめた!!」



私の腕を掴んでいたのに


パッと離れてしまった。