由美子が体育教師、醍醐正男からの突然の告白を受けてより、次の日の朝。
体育館では、週一回行われる恐怖の風紀チェックが行われていた。

「一体、どういう心変わりだろう、風紀委員長。また元の姿に戻ったばかりでなく、風紀チェックも厳しくなりやがった。

また風紀委員長と醍醐の目を盗んで、オシャレに走る毎日…
ε-(-o-;)」

「あーん、せっかくミニスカートで、オシャレにぐんと幅が広がったと思っていたのに~っ!

そしてサヨナラ、ネイル。サヨナラ、つけまつげ。サヨナラ、伊達マスク…
(;∇;)/~~」

すっかり記憶を無くされた風紀委員長殿は、醍醐先生と再び黄金タッグを組み、列になって立ち並ぶ生徒達を、ビシバシ取り締まり、風紀に乱れた物を没収していった。

みんなが、蘇った風紀にげんなりしている時、たった一人、違う理由でげんなりしている由美子がいた。
そして男女二列になって並ぶその横並び、由美子の隣は丁度、省吾が並んでいた。

省吾が、由美子にささやきかける。