メイド喫茶・渚君事件より早三日が過ぎた、午後五時半、化学同好会の教室にて-

「…何で今回は、こんなに中和剤作るのに時間がかかってるのよ、省吾っ!」

「そ、それはですね…渚君の例を見ても、ワンチャンスで決める事が出来ていない以上、少し多めに作っておく必要があるからです。」

「何言ってるの!今度こそ確実に決めるって気が無いの、アンタにはっ!」

「…そうは言っても、実際由美子さんは、メイドに変装しないで渚君に飲ませようとすると警戒され、変装したらしたでやはり失敗…」

「こ、今度こそは上手く…」

「あっ、でも失敗ばかりとは、言えないか。」

「えっ?」

「メイド服を着た由美子さん、渚君に正体バレなかった。

そこまでは成功し…うぐぐっ!
(>Σ<;)」

「(;`皿´)
まだ言うか、このヤロー!(ギリギリ…)」

「ヘ、ヘッドロック、止めて~っ!
\(+×+)/

そ、それより沙織さんの様子はど、どんな感じで…」

「徐々に、行動がおかしくなってきているから、早く作れって言ってんのよ!」