目が冷めるとそこは妙に空気が重い。 周りには一定に鳴り響く機械音。 ふかふかのベッドに暖かな光。 もしかするとここは…… 病院? 「羅維? わかる?」 横から声がする。 聞き覚えのある、ずっと聞きたかった声。 「あ、梓?」