「ラーメン、天丼、かつ丼、特盛り牛丼、回転寿司、しゃぶしゃぶ、焼肉、すき焼き、ハンバーガ、大盛りカレー、ナポリタン…」

「黙ってやれんのか、己は!」

ぶつぶつ言いながらスパーリングするミツルはパンチングミットで思い切り頭をはたかれた。

「で、でも、会長、お腹すいて、もう…」

「馬鹿野郎、フライ級でスタートした筈なのに、スーパーフライ級でも減量しきれず、バンタム級だぁ次はスーパーバンタム級にでも挑戦するか、ん?」

ミツルは躊躇わずにこう言った。

「そ…そうさせて下さい」

「このぼけ!」

ミツルは再びはたかれた。

「そ、育ち盛りなんすから、仕方ないすよ」