退院して一日目。

私はいつも通り学校へ向かう。

直孝は何してるのかな?

いつも直孝の事ばかり。

自分でも不思議に思ったりする。

今日も学校へ着くと痛い目線がぶつかる。

やだなぁ。

でも私には直孝がいるから大丈夫!

なんて心で言い聞かせながらも教室へと向かう。

今日の教室はやけに賑やかだった。

私は席に着き外をみる。

うるさい教室。

聞きたくない会話をただ黙って聞いていた。

てか、聞くしかないしね。

「今日、転校生が来るらしいよ!」

「しかも二人だって!」

「双子かな?」

「転校生男だって!」

「まぢで!」

女子はそんな話しで盛り上がる。

てか、どうでもいいし!

男でも女でも別に良くない?

本当にガキだよね。

馬鹿みたい。

キーンコーンカーコン

チャイムがなり先生来た。

先生が入った瞬間みんなは一斉に黙った。