ケータイ小説 野いちご

君と私とときどき君と

私、何もしていませんよ。
ここはどこですか?






「ん・・・?あれ、ここは・・・」



実瑠が目を覚ましたのは、先ほどのお宮。
でもどこか真新しい・・・



明治かそこくらいの戦争の跡もないし、コンクリートでもない。


決定的なのは、殺人的に混んでいたお宮は、今は一人もいない。



「・・・あ、あれ?なんでみんないないの・・・?なんで私だけ、一人なの・・・?」



今の実瑠の頭によぎった言葉は、



神隠し。




「いや、でもあれ鈴を壊したのほぼあのとび蹴り決め込んだアバズレじゃね?私ただ単にガランガラン鳴らしてただけだし?いや、ほかの人に迷惑だったかもしれないけどさ・・・?!」




一回、このお宮から出よう。そしたら何か状況が変わるはず。




そういって重たい腰を上げ、お宮の外へと歩き出す。




しかし、お宮の外は森。



「・・・状況、悪くなるだけ?」



このまま森へ行ったら迷う。絶対迷う。


そう思って先ほどまでいたお宮に戻ろうとするが。



「あれ・・・?ない・・・」





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