「白石君」

「ん?」

「は、」

「は?」

「速いです~~!!!」

そう俺は、美奈を置いて早歩きをしたため、美奈は走って追いかけているのだ。

「お、着いた」

「きゃっ」

俺が止まったのに安心したのか何もない所で転けやがった。

「っと」

俺との距離が余りなくて助かった。

スッポリと俺の胸の中に収まった。

「ご、ご免なさい///」

「びびったっつーの」

「うぅ」

「あなた達」

「え」
「んきゃ!?」

「家の前で何してるの」

「神崎さん」
「ママ!!」

「ったく、車用意してんのに」

「ご、ご免なさい」

「ん、分かれば良し」