テーブルにうつ伏せて眠る二人にカーディガンをかけると、あたしもベッドへ潜り込んだ。



でも、当然眠れなくて…



あの日のことを思い出していた。



「あの日」



あたしがミライに泣きながら電話をしたあの日。