手馴れた手つきの優に服を脱がされ、

全部をあらわにしてしまったあたし。




もう彼のされるがまま。




「ゅ……優っ!!」




あたしの胸に顔をうずめる優。


敏感なところを攻めたてる彼は、

なんだか楽しそう。



やっぱりSなのだろうか。




でも優しくて……

深く甘いキスさえ愛おしい。



余裕をなくした優があたしの名を何度も呼んでくれた。


『樹里』


その時、あたしは気づいてしまった。







彼への特別な想いに。