ケータイ小説 野いちご

いじめられっ子と物の怪憑き少女

5章 膝枕と疑問と悪行(これ意外に足いたなるんよな)




しばらく泣きつづけた自殺願望者は、泣き疲れたのか、今はスヤスヤと眠っている。



コンクリの上で寝とったら痛いやろに。



はぁ…とため息をついて、羽織っていたブレザーを自殺願望者にかけ、頭を少し持ち上げて自分の膝の上に乗せる。




いわゆる膝枕ってやつですよ。



これ意外に足いたなるんよな。



ハハっと笑いながら、今日の雲のない蒼い空を眺める。




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