ケータイ小説 野いちご

手の届かない君へ〜レジスタンス瞑Side〜

君までの距離



「おい、暝!ちょっと頼みがある」



「………、」



大学に行く為、玄関で靴を履いている途中に零緒に呼び止められた。


仁王立ちでポテチをむさぼるこの女。
これが人に頼み事をする態度か?
だいたいコイツの頼みはろくな事がないと相場は決まってる。



「大学に行きたい!」


「………、」



行きたいのなら勝手に行けばいい。
むしろ俺に言うな。
進路相談なら兄貴に言えよ。




「おい、聞いてんのか?寝てんのか?どっちでもいいけど、連れてけよ」




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