ある日私は



パパとママの喧嘩にうんざりして、少し大きめなバックに日常生活に必要な物を詰め込んで






雨の降る夜家出した。






きっと誰も私が消えても気づかない。



このまま本当に消えてしまおうか。






雨が降っているのにも関わらず、傘も差さずフラフラ歩いている私は周囲から痛い視線を受ける。






そりゃそうだ。






こんな子供の私がこんな夜中に繁華街に居る事自体、おかしいのだから。