―太陽の下で―【先生目線】 俺はバカだ。 せっかくの教え子との大切な時間を、こんなに重い気持ちで迎えるなんて。 憎らしいほどにいい天気だった。 空には雲ひとつなく、風が程良く吹いて、最高のバーベキュー日和。 こんな日に、どうして俺の心はこんなに重苦しいんだ。 行ってらっしゃいと言った直の笑顔が、浮かぶ。