一泊した私達は


深い関係になった。


身体も心も繋がって


秘密の関係になった。


私は何百歳かに、なってるが


人間世界では高校生として生活している。


ラブホに行ったなんて知られたら退学だろう。


それは彼も同じ。

『秘密の恋愛だな』


【そうね】


二人だけの秘密。

『俺は狼男なんだ』


【私も吸血鬼よ】

禁断の恋愛。


敵対する種族の王族の者同士が契りを結んだ。


誰にも知られてはいけない。


おそらく知られたら国に、いられなくなる。


『二人だけで暮らすのも悪くないぜ』


【出会ったばかりなのに?】


同棲生活をしないかと誘われたけど果たしてやってけるだろうか?


不安が頭をよぎり

とりあえず保留。

日曜日には各々





いや屋敷に戻った。


私は吸血鬼だけど太陽は平気だ。


でも、にんにくと十字架は苦手だ。

棺桶の形のピンクのベッドで


私は深い眠りについた。