開いたドアに目を向けると、4人の男の子がだるそうにこっちを見ていた。 「わぁ…っ」 かっこいい、本気でかっこいい。 遠慮もせず見惚れていると…。 「なに、そいつ」 一人の男の子が吐き捨てるように言い、あたしを睨んだ。 「っ…あ、浅村 蒼空です……よろしくお願いします」 鋭い目つきに身体が怯んだけど、あたしは何とか立ち上がって自己紹介した。