「お嬢様…?お目覚めですか?」


朝。



執事の怜衣くんが、あたし。



桜宮 遊季を起こしに来る…。



音を立てないで、近づいて来る。



そして、カーテンに手を伸ばして。



「ほら。良いお天気ですよ?お嬢様。」



あたしを見て、笑う。


「お早うございますお嬢様。」