「――…る、稚春!」 何だよ~まだ眠いんだってぇ。 「…後、一分だけ…。」 「そんなに待てへんって、稚春。」 …ん? 何、この関西弁…。 「稚春…ぃぃ加減、起きぃ。」 そう言って私の頬をつねる手の主は… 「何…龍。」 目の前でニコニコと笑顔を振り撒く龍だった。