−翌日−
(陽の部屋)


ん・・・
朝・・・かぁ。

今何時だろう?


まだ寝惚けている頭を回転させる。



・・・と、言いたい所だが、いまだに、目さえも開けられていない。



今日何日だっけ?

・・・土曜日かぁ。なら、もうちょっと・・・










って、ん?
土曜日?


“チッ、チッ、チッ”


あーーーーっ!

今日誕生日じゃん!!!
私のっ!

遊園地っっ!

8時30分に、△△駅集合じゃん!!


驚きの余り、目も覚めた。


そして隣には――――



幼なじみ・・・もとい、恋人の無駄に整った顔。



その幼なじみは、案の定、私は抱き枕かっ!と突っ込みたくなるほど、私を強く抱き締めていた。