桜の咲く4月。
友達の沖縄人、宮城将(みやぎしょう)の主催花見パーティーがあった。将は兄みたいな感じだ。働いてるバイト先の長年の常連さんで、なかよくなった。
花見に私は仕事で行けなかったのだが、花見の二次会で花見メンバー来店

その中に彼はいた

はじめは‘何だろうあの人?’だった。友達主催の花見パーティーなのにつまらなそう
少し時間が経つと
「疲れた」と言ってカウンターに座った。

私とアヤリ(店の孫娘)は暇だったので、眠たそうなその人にちょっかいをだした。 疲れてるのに、眠たいはずなのに相手をしてくれる。

…この人優しい人何だな
対応に好感をもった。フッと、こんな人が彼氏さんだったら幸せだろうなっ…などと思ったり。

どこからかアヤリが持って来た黄色いボール。彼の名前が知りたくてボールに名前を書いてもらっう

‘タ…カト’
周りにいない名前

何かまた会うきっかけほしくて、ボールを店で預かっておいていいか聞いた。

「今度取りに来るからいいよ~持っとき」
そう言ってタカトは帰って行った。

バイト先でフタツキに1度行われているボーリング大会。もちろん友達の将も参加メンバー。

「あー花見メンバーも来るよ」

―ドキッー

「タカトも来る?」
「うん、来るよ~」

まじ!!!また会える!私とアヤリは楽しみに待っていた。もっと仲良くなりたい!話しがしたい!

‘タカト’って恥ずかしくて呼べないからタカ兄って呼ぼう!とか考えてキャッキャッあやりと話しながら楽しみにしていた 。

だけど、将が送ってきたメンバーリストにタカ兄の名前はなかった

「何で?」って聞いたら
「彼女とデートだって」

ガーン!!!

…いつもそうなんです。
私がいいなぁ思う人には彼女がいる。。もしくは好きな人がいる。

一瞬で覚めたトキメキだった。