「ねぇ…この数字って…もしかして…殺される順番とかじゃ…ないよね…?」


全員のナンバープレートを見て、【1】のナンバーを持つ桃香が、泣きそうになりながら確認した。


「違うと思う」

頭の機転が速い悠也がキッパリ言った。


「【1】を持っているのは、桃香だけじゃない。俺と大輝もいるし…他にも【2】とか被ってるから」


悠也の言葉を聞き、桃香は少しほっとしたようだった。


「殺される順番とかじゃないにしても、これがこのゲームに何か関係があるのは確かだと思う…」

悠也と同じく、頭が良いさくらが、自分のナンバープレートをじっくりと見ながら呟いた。


さくらの言葉を聞き、皆、自分のナンバープレートを見つめる。


一体、このナンバープレートがどんな意味を表しているのか…