コツコツと
音を鳴らしながら
俺は階段を降りる。



俺ん家の
地下へと繋がっているソレ。





キィ……と
金属の擦れる音がして
ドアを開ける。




「………。」


無言の、
彼女がそこにいた。



彼女の片腕には手錠。
そして、
その手錠から伸びた鎖が天井に繋がっている。





そう俺は彼女を


―――“監禁”

しているんだ。