「おい…どうするよ」


「どうするったって…もう買っちまったもんは仕方ねぇだろ」


「でもさ〜誰が奏に渡すんだよ。あんなにきっぱりいらないって言われてさ」


「そ〜なんだよな。しかも…結構買ったな」


「なにせ一人一着ずつだからな」


「総司に一君、俺に新ぱっつぁんに左之さん、響の親父に…ん??誰からだ??これ」


「土方さん辺りじゃねぇか??もう少しくらい女らしくしねぇかっていつも言ってるからな」


「あ〜、言ってる言ってる。発句集のこともあるしな」


「土方さんもあの二人相手によくできるよな〜」


「まったくだぜ。まぁ、毎度怒り狂ってるけどな??」


「おいおい、話がそれてるぜ??誰が奏に渡しに行くんだ??」


「部屋にこっそりとか駄目なのか??」


「奏がいない時に勝手に開けたら、ヤバいんじゃね??」


「あぁ。それこそ着物を見せる前に殺られちまう」


「じゃあ、どうすんだよ」


「考えてみろ。奏が唯一言うことを聞く奴がいるだろうが」


「奏の主か??」


「そりゃそうだけどよ」


「分かった!!近藤さんだ!!」


「おっ!!正解。な??」


「近藤さんかぁ。確かにいい案だな!!」