ケータイ小説 野いちご

俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。

桜、五枚目『居心地のいい場所』


≪―泉side―≫



家に帰ったあたし達4人を待ち構えていたのは―――



「お前等……いい根性してんな?」



シスコン兄貴だった。



「泉の顔に傷をつけるなんて。俺にケンカ売ってるも同然だよなぁ?」



もしかして、お兄ちゃん。あたしをボコったのは桜達だと思ってる?



「あ、兄貴!俺を傷つけた奴等はこいつらじゃ……」


「かばう必要ねぇよ。俺のいも……」


「あああああああ!!」



ダメ!

妹って、言っちゃダメ!


立派に放送禁止用語だからっ!



「おい泉!やりすぎ!」


「へっ?」



遥の言葉にハッとする。


あ……

思わず殴っちゃった。


お兄ちゃんを。

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