休み時間。


あたしは駿介の元へ
行った。



「……駿介」


「な、なに?」



また蹴られると思ったのか
駿介は
少し身構えた。



「えと……
さっきは、ごめんね」



あたしが謝ると
駿介は目を丸くして驚いた。


そして



「あぁ-大丈夫」



流すように
そう言った……。



駿介に笑顔はなかった。




あたしが離れて
沙菜の所へ行くと

駿介の周りにいた男子と
また
仲良さそうに話している。