―――夕方、優香とファミレスへと来た。

制服の俺たちが入れるのはファミレスやファーストフード店しかない。

優香はここに来るまで携帯をずっと弄ってた。

約束を断ってるんだろうとわかった俺は黙ってたけど。

勝手にドリンクバーとステーキセットを頼み、俺は自分のコーラと優香のコーヒーを取りに行く。

優香は俯き、指を持て遊んでる。



「バイト、いつまで続けんの?」



頬杖を突きながら優香を見ると、「さぁ?」と流された。

俺は「いつまでだよ?」と聞き直す。



「…もうすぐ、お義母さんの誕生日だね」



でも、話をはぐらかされたけど、俺は耳を疑った。