朝のSHRを終え、職員室に戻ると、俺と平松先生以外の先生たちが、教頭と、校長である父親が囲んで居た。



「話を聞いて下さい――ッ!!」



匠が先生たちを黙らせようとするも、陰険な一部の先生は、「新人が口を挟む事ではない!」と、匠にキレてる。

よくわかんねぇけど、“新人”とか関係なくね?

今日はやたらイライラした俺は、バンッと、出席簿をデスクに叩き付けて黙らせた。



「匠先生の話を聞いてあげたらどうですか?」



冷ややかな笑顔を向けると、匠にキレてた矢口ーヤグチーという、学年主任が近付いて来た。