――…ピピピピ…




耳障りな目覚ましの音が聞こえる。




「……ん〜…もう朝ぁ…?」




あたしは嫌みったらしく呟くと、重い体を無理矢理起こす。




「……支度…しなきゃ…」




昨夜は結局、遅くまで書類を読み明かしてて寝たのは夜中の1時過ぎだったんよだね。




「眠い…」




あたしはベッドから降りると、顔を洗いに洗面所に向かった。




――パシャパシャ…




冷たい水が顔を冷やす。




蛇口を止めると、フェイスタオルで顔を拭く。




「ふぅ…つめた」




あたしは洗面所を出ると、冷蔵庫を開けて昨夜作ったサンドイッチを取り出した。




テーブルに座り、サンドイッチを食べ始める。




時計を見ると、まだ6時半。




7時半くらいに出勤だからまだ大丈夫だな。




署までは車で10分くらいだし。




あたしはさっさとサンドイッチを食べ終え、後片付けをした。




再び寝室に行くとクローゼットからスーツ類とブラウスを取り出し、着替える。




「なーんかマジでSPってカンジだなぁ…♪」




あたしは1人でニヤけていた。




うわっ!
キモッ!!




今のあたし、絶対変な人じゃん!