ここがアスリのいる部屋…


私たちは
分厚い扉の前に立っていた




「フィーナ王女……
ここからは、私1人で行きます」



「どうして?
邪魔は、しないわ」



「違います。
あなたは王女様です。
もし、フィーナ王女に
何かあったらいけません」



私は、首に付けていた
ネックレスをはずし
フィーナ王女に渡した。




「でも…」


「フィーナ王女は、急いで村に戻って
残ってる仲間に助けに
来るよう伝えて下さい。
私はその間できるだけ
時間をかせぎます。」



「…分かったわ
あなたを信じます!
助けに来るまで、頼んだわよ」



「はいっ*」



そう言って私たちは別れた