ケータイ小説 野いちご

臆病者ノ唄

苦悩ノ春






「…コーチ!なんで俺と亮を出してくれないんだよ!?」



コーチはボーッとコートを無気力に眺めていた。



前半開始10分。



たったの10分で20点差。



いくらバスケットボールが他の競技より一点の重みが軽いとはいえ、危険な点差だ。



何とかしようにも、三年の主要メンバーは全員がベンチ。



コートに出ている二年坊主にはどうすることもできず、ズルズルと点差だけが開いていく。






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