ケータイ小説 野いちご

1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】

第2話:同居生活スタート




化粧もしていない白い肌に、短い制服のスカートからのびた細い足


腰で揺れるポニーテールにした長い髪


いつも明るい笑顔で、借金の取り立てに来ている俺に普通に話しかけてくる変わった奴。



初めて会った時、ぶっちゃけタイプの女だと思った。



だから兄貴に注意されても、ラミカとは世間話を毎日していた。親が借りた金だ。娘のラミカは関係ねぇ。


だけど親が蒸発したとなれば、ラミカはうちの風俗店で働かされるだろう。


それだけは阻止したかった。ガラにもなく、自分の利益にもならないことをしちまった。



だけど全く後悔はしてねぇ。してねぇけど……



「すごーい! 杏さんの家も凄かったけど聡ちゃんのアパートも綺麗だね! テレビもあるし、洗濯機も二層式じゃないやつだ!」



……一緒に暮らすことになったのはマジで想定外。でも仕方ねぇし。同業者にラミカを拉致られたら元も子もない。





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